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桐谷広人七段


昨晩、関ジャニ∞の村上信五さんとマツコ・デラックスさんが進行役を務めるテレビ番組「月曜から夜ふかし」を見ました。普段は見ない番組なのですが(もしこの時間にテレビをつけているとしたら、明石家電視台が多い)松本博文さんのブログである情報をキャッチしました。


月曜から夜ふかし


少し前に桐谷広人七段が話題になっていたことを知りました。


村上マツコ今夜の話題


「株主優待生活で話題・桐谷さんの1泊2日に大密着」という感じだったと思います。私の中で桐谷七段といえば「コンピューター桐谷・これが矢倉だ」シリーズの本と「マッサージ」という言葉が浮かんできます。

※将棋におけるマッサージとは・・・相手の攻撃陣の駒を責め、相手の攻撃力自体を奪いに行く指しまわしの事。

今「桐谷 マッサージ」で検索すると、桐谷美鈴さんの小顔マッサージに関する話題がほとんどでした。


桐谷さんのゴールデンウィークに密着


話題になっていた自転車の疾走シーンも見ました。63歳とは思えない凄い体力だと思いました。


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第3回電王戦第3局 ▲船江恒平五段-△ツツカナ


明日は、第3回将棋電王戦第4局の塚田泰明九段 vs Puella α戦が行われます。現在プロ棋士側の1勝2敗のため、第4局が決勝局になる可能性があります。

戦前の私の予想は、5勝0敗or4勝1敗でプロ棋士側の勝利でした。もし持ち時間が短いケース(例えば持ち時間30分・持ち時間を使い切ったら1手30秒など)はコンピュターが有利/ただし電王戦のように4時間・1分であれば、プロ棋士がコンピュターの弱点を突く作戦で優位に立ち、持ち時間を丁寧に使い先行逃げ切りで勝ち切る、と予想していました。


第2回将棋電王戦第3局-1


第3局は、後手4手目△7四歩から力戦形となりました。無理攻めを咎めた船江五段が優勢になり、勝利の一歩手前までツツカナを追い詰めたのかな?71手目の時点ではそう思っていました。


第2回将棋電王戦第3局-2


しかし74手目の△5五香で空気が変わり、逆にこういう雰囲気になるとコンピュターが勝つのかな?と感じました。


第2回将棋電王戦第3局-3


そして、またまたしかしになってしまうのですが・・・ ツツカナが寄せ損なったのか?船江五段が優位を持続していたのか?難しいことはわかりませんが、101手目の局面は71手目の局面よりも明らかに船江五段が優勢になったと思いました。

私自身、プロの先生に教えていただいた機会も多く、プロ棋士の強さはよく知っているつもりです。この局面の解説を読んでいると「でもここから。コンピューターはターミネーターみたいなものだからなぁ」とあったのですが、私には信じられませんでした。あとは船江五段が自然に押し潰して終了では?個人的にはこの辺りで本局への興味が薄れ、観戦を止めました。


第2回将棋電王戦第3局-4


最終的には184手でツツカナが勝ちました。う~ん・・・


第2局と第3局は、相居飛車でプロ棋士側だけが飛車先の歩を切ることができ、プロ棋士サイドに不満がない展開だったと思います。解説を読んでいても終盤の入口ではプロ棋士側が優位だったようです。

今回の企画はプロ棋士側のプレッシャーが大きく、終盤戦に入った段階での疲労度は大変なものがあったと思います。とはいえ、それでもプロ棋士が勝ち切れなかった現実には驚きました。第2回電王戦における故・米長邦雄永世棋聖の2手目△6二玉を見た瞬間は(ここまでしなければコンピューターには勝てないものなのか?)正直そう思ったのですが、どうやら私の認識が甘かったようです。

第3局までの展開を踏まえると「絶対的な終盤力を持つコンピューターに対しては、中盤で明らかな優位に立ち、優位に立った段階で持ち時間をタップリ残していること」が人間が勝つための絶対条件に感じました。ですので片上六段の94手目のコメント「コンピューターの課題は終盤ですからね」とおっしゃっていたのは、不思議な感じがしました。
 


第2回将棋電王戦第2局 ▲ポナンザ△佐藤慎一四段


5人の現役プロ棋士と第22回世界コンピュータ選手権上位5ソフトの団体戦、第2回将棋電王戦が3月23日(土)に開幕しました(毎週土曜日に対局)現在第2局までが終了し、1勝1敗です。


コンピュターVS将棋プロ棋士第2回電王戦


私も将棋連盟モバイルで観戦していました。ポナンザが6七の金を7七~8七と移動/佐藤(慎)四段が4二に引いた銀を再び5三に戻したりなど、真剣勝負の雰囲気が漂う、力のこもった一戦でした。


私が注目した局面は、85手目の▲5三飛成の局面です。


第2回電王戦第2局-1


佐藤(慎)四段は△4四角と打たれたのですが△3七馬はなかったでしょうか?


第2回電王戦第2局-2


85手目の局面、個人的には後手が有利だと思っていました。駒得で玉が固い/9筋の飛香の連結が良い→飛車に香車のヒモが付いている・飛車の横効きが安定している・後手はこれ以上取られる駒がない、というのが後手有利と思った理由です。

ただし馬の働きが弱いことが唯一の泣き所ですので、それを△3七馬とすることで、次の△5五馬や△2六馬の味が良く、より一層後手の優位が確立されるように思いました。

本譜は先手の龍は消えるのですが、3二金と4三銀の連結が外れて玉が弱体化すること/馬の働きが弱いままであること、以上2点が気になりました。

もちろん最高レベルの将棋であり、一素人に難しいところまではわかりません。△3七馬として「さあ、何かやって来い!」と手を渡し、それで潰されると非常にカッコ悪いことになりますが(笑)個人的には△3七馬のような感触の手が好きです。



角落ちの名局


最近、将棋関連の情報収集でインターネットを利用していますが・・・ 今更ながら、大変便利なものだと思います。

そのような中、ふとあることを思い出し(ネットに落ちてるかな?)と調べ始めたところ、すぐにヒットしました。便利だなぁ~

1977年8月に講談社から発刊された『将棋プロアマ角落ち十番勝負』に掲載されている、高野明富氏(1971年・第25期アマ名人)と森けい二八段(肩書きは対局当時)の角落ち戦です。

将棋プロアマ角落ち十番勝負を読んだのは約20年前ですが、高野明富アマ名人の基本に忠実で、よどみがない将棋を並べ凄く感動したのを覚えています。


プロの先生に角落ちで教えていただく時は、いつもこの将棋をイメージしていました。


将棋プロアマ角落ち十番勝負


下手の矢倉戦法に対して、上手は力戦調の構えです。下手は7筋から4筋の歩を四段目に並べ「▲7七銀▲6七金▲4七銀」の形をしっかり組みます。


角落ちの名局


玉を矢倉にしっかりと囲った後、角を5七の地点に持ってきます。角落ち戦における5七の地点は、下手の角の好ポジションになることが多いような気がします。


高野明富アマ名人


角の活用のメドをつけ、間合いをはかった後、仕掛けます。


森けい二八段


上手は玉頭に位を張ったため、駒が左側に偏り+カベ銀です。下手は攻撃の駒を捌いた後、角を大きく転換し上手の弱点である右側から攻めます。


5.png


下手の駒が全軍躍動で上手の玉が薄いため、上手は粘りが効きませんでした。


第60期王座戦第2局 ▲渡辺王座-△羽生二冠

今週の水曜日、第60期王座戦五番勝負の第2局が行なわれました。当代随一のカードといっても過言ではない、渡辺-羽生戦です。将棋は、羽生二冠の「角交換四間飛車」でスタートしました。

直前まで行なわれていた第53期王位戦七番勝負において、羽生二冠は、藤井九段の角交換振り飛車と数多く戦われましたので、その影響もあったのかもしれません。

以下の文章は独断と偏見に偏り、見当違いも甚だしい所が多いかと思いますが、自分が思ったことを素直に書いてみようと思います。


2012.09.05第60期王座戦第2局▲渡辺△羽生-1


図の41手目▲9九玉は、渡辺王座が総矢倉の構えから更に玉を固くしようと、穴熊に向かっているところです。羽生二冠は「現在の理想形を崩したくない~後手番なので千日手もやむをえない」といったところでしょうか?△9二玉⇔△8二玉の手待ちを繰り返します。

「角交換型の振り飛車」は、もともと手詰まりになりやすい戦型です。そのため後手番で千日手を含みにして、というのはたしかに考えられます。ただ羽生二冠は、積極的な棋風で知られている棋士です。 

本譜の順は ①最初からの作戦 ②穴熊への組み換えには対策を考えていたが、途中で誤算に気づいた といった理由が考えられると思います。個人的には②の理由ではないかと感じました。積極的とは言っても後手番ゆえの限界はありますが、それでも羽生二冠が、最初から千日手狙いで作戦を考えておられる可能性は少ないと思います。

また、このような指し方は、上手く千日手に持ち込めれば良いものの、相手に打開され上手く負かされた際は、精神的にキツイように思います。そのため相当の覚悟が要る指し方でもあると感じました。 

対する渡辺王座は、穴熊を完成させ/右桂の活用にも成功し、着々と有効手を積み重ねていきました。


第60期王座戦第2局▲渡辺△羽生-2


図の67手目▲4五歩は、渡辺王座が戦機を捉え、羽生二冠が自陣角を打って対応している場面です。この局面は渡辺王座側が 

① 玉を金銀四枚の穴熊に囲うことができた(⇔三枚の銀冠)
 
② 角が手持ち(⇔既に角を手放している)
 
③ 飛車側の桂馬を活用できている(⇔後手の桂馬は2一の地点のまま) 

ということで、既に形勢に差がついているように思いました。

後手が3筋にいる角や銀を利用して、先手の攻めを押さえ込むことができれば良いのですが、パッと見たところでは、先手の攻めを封じ込むのが難しいと思いました。 

もし盤の右半分が互角であれば、先手の「玉の固さ/角が手持ちで自由に使える」メリットだけが残ります。そこで羽生二冠が、少しでも先手玉を弱体化させ好き放題はさせないぞ、ということで端攻めを決行されたように思います。


第60期王座戦第2局▲渡辺△羽生-3


以下、端攻めに対する渡辺王座の対応は、丁寧さを心掛けておられるように感じました(形勢は先手良し。後手は、飛角銀が十分に働いていない状態なので、腰が入っていない無理攻め。よって正確に対応すれば、形勢の差はもっと広がるはず)そのような考えに基づいておられるように感じました。


第60期王座戦第2局▲渡辺△羽生-4


プロの最高峰の将棋であり、一素人にわかるべくもありません。当日は将棋連盟モバイルで観戦していたのですが、解説でも、いつの間にか形勢が入れ替わっていた、という雰囲気でした。

羽生二冠が『端攻めの合間に銀を4四に活用し/自陣の4三角も相手玉の急所に利いてきた/飛車の横効きも受けに効いている』ということで前半戦では懸念されていた、飛角銀の働きが、ほぐれてきたような印象です。

感想戦の記載を読んでいて「途中で渡辺王座が明確に良くなる順があったこと/渡辺王座が決して形勢が良いとは思っていなかったこと」を知りましたが、リアルタイムで観戦している時は、きつねに包まれたような心境でした。

序盤から辛抱を重ねておられた羽生二冠が、116手目の△3六歩から、歩成りを甘受し飛車成りも無視して、逆襲に転じました。本局において初めて「これは、いける!」という確信に基づいた攻撃ではなかったでしょうか(端攻めについては、無傷の穴熊で好き放題されないようにするため/勝負所を失わないようにするための、やむを得ない順だったように思います) 


第60期王座戦第2局▲渡辺△羽生-5


最後に1手間違えばトン死、という見せ場を渡辺王座が作られましたが、正確に指された羽生二冠が144手で勝利を収めました。


第60期王座戦第2局▲渡辺△羽生-6


一局を通じて

・ 渡辺王座に対する絶大な信用

・ 本局は、玉を金銀四枚で囲い、飛角桂で先行して切れない攻めを続けることができる、現代将棋の理想パターンであったこと

この2つがプロの先生方の形勢判断をも若干曇らせたのではないか?将棋連盟モバイルの解説を読んでいて思いました。


個人的に本局を観戦してふと思ったことがあります (そういえば、羽生二冠が玉を右に囲った将棋は、羽生二冠の長所が発揮され、なおかつ結果も残されているのではないか?) ということでした。


2008.10.18第21期竜王戦第1局▲渡辺△羽生

( 2008.10.18 第21期竜王戦第一局 ▲渡辺竜王-△羽生名人 )


パリで行なわれた第21期竜王戦第一局。渡辺竜王が「穴熊囲い+駒得で竜ができた」にもかかわらず、実際の形勢は羽生名人が良かった、ということで、羽生名人の大局観が絶賛された将棋です。


2011.09.06第70期A級順位戦3回戦▲渡辺△羽生-1

( 2011.09.06 第70期A級順位戦3回戦 ▲渡辺竜王ー△羽生二冠 )


難しいことはわかりませんが、最後の方の盤面は、羽生二冠の駒ばかりになっていた印象です。


2011.09.06第70期A級順位戦3回戦▲渡辺△羽生-2


渡辺竜王と羽生二冠の対局を観戦していて感じることは

・ 羽生二冠は、持ち時間が短い棋戦において結果を残している

・ 長い持ち時間の激しい攻め合いの終盤戦では、渡辺竜王がキッチリ1手残すことが多い

・ 羽生二冠の将棋は、どんなに激しい場面でも「遊び」というか「余裕・柔らかさ」を感じることが多い。しかし、渡辺竜王との戦いでは「遊び」の部分を感じることが少ない

ということでした。

羽生二冠の激しい闘争心が剥き出しになっている、という印象です。対渡辺竜王戦の羽生二冠は、明らかに通常の対局とは違う印象を受けます。

「玉を右に囲った将棋」は、自らが主導権を握りにいった戦いではない印象を受けましたが、逆にそういったケースで羽生二冠の長所が出ておられるのではないか?と思いました。


個人的には、渡辺竜王の「徹底した合理性/正確無比な読み」と羽生二冠の「柔らかさ」のぶつかり合いの将棋を観戦することが、大きな楽しみの1つです。




 
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Author:じょっぱり

津軽生まれ。普段の日々を、のんびり綴っていきたいと思います。

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