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第38期ユニバーサル杯女流名人位戦第1局▲里見女流名人-△清水女流六段



今日は、島根県出雲市の出雲文化伝承館「松籟亭(しょうらいてい)」において

第38期ユニバーサル杯女流名人位戦第1局▲里見女流名人-△清水女流六段が行われました。


戦型は、里見女流名人の四間飛車に対して、清水女流六段の四枚左美濃です。

里見女流名人は中飛車が得意戦法かと思いますが、最近は将棋の幅を広げようとされているようです。



いつものように将棋連盟モバイルにて観戦させていただいたのですが

タイトル戦が行われている現地に、里見女流名人の師匠である森けい二九段が

いらっしゃるせいか、解説のコメントが全般的に辛口のような気がしました。



2012-01-15 里見-清水 1 2012-01-15 里見-清水 2


※ 森九段は17手目▲6七銀について「先に▲4六歩を突かないとダメだよ。△7四歩ならそこで▲6七銀。体で覚えた振り飛車なら▲4六歩と指すところなんだけど……。考えて▲6七銀と指すならいいんですよ。でも0分。ノータイムですからね」



2012-01-15 里見-清水 3

※ 船江四段「31手目▲8八飛と受けさせられるのは少し辛いですが」

→▲8八飛としなくて済むように駒組みを進めるべき?



2012-01-15 里見-清水 4

※ 中村九段「この辺りは棋風の違いでしょうか。居飛車はいつでも戦える態勢ですが、振り飛車は整っていません。まだ戦いたくないんです。6筋の位も取ったことで、△6四歩▲同歩△6二飛と動かれる恐れがあります・・・」



2012-01-15 里見-清水 5

※ 「うーん、バランスが悪いよね」と継ぎ盤の前を陣取った森九段。



私自身は素人で、あくまでもアマチュアの範疇での話になりますが、里見女流名人の将棋を拝見していて、ふと思い出したことがありました。



アマチュアでも将棋の才能がある方でしたら、実戦オンリーで多少無理筋の将棋でも、腕力と終盤力のみで、強いアマチュア四段レベルに到達される方がいらっしゃいます。


もちろんケースバイケースではありますが、もし県代表以上を目指す場合であれば、大局観を磨き、序盤から丁寧に将棋を作っていくスタイルを取り入れていかないと壁にぶつかってしまう方が多いような気がします。


例えば ・・・ 凄く喧嘩が強くてもボクシングでは勝てない/フォームが滅茶苦茶でも、高校時代までは地肩とバネの強さだけで活躍できたピッチャーが、プロに入ったら全然通用しなくなった ・・・ 私の中ではこんなイメージです。


その壁を越える際に「才能がある方/強すぎる方」というのは、どうしても力に頼ってしまう部分が抜け切らない場合も多いような気がします。


棋風を変える時は、一時的に勝てなくなってしまうケースも多いです。


そのため勝てないと面白くないので、自分に馴染んだ悪いフォームが復活してしまう場合があります。


もちろん個人的な独断と偏見ですが、若い有望な方を見ていて(あと1年我慢すれば、とんでもない化け物になるんじゃないか)と思っていても、なかなか悪い癖が抜けないケースが多かった気がします。


本人が自覚した上でフォーム修正に取り組んでいるケース/師匠に「無理筋の将棋」と言われても本人はいまいちピンときていないケース、いろいろありますが・・・


里見さんは女流棋界のトップですが、現在は奨励会に在籍されて、男性プロ棋界の四段以上を目指しておられますので「現在の自分と男性プロ棋界の四段以上」の差を埋めて乗り越えて行くために何をしなければいけないのか、必死に模索されているのではないかと感じました。


男性プロとの差を詰めなければいけない分野として、本局でいろいろと指摘があった「序盤の感覚・組み立て」を里見さん御自身も認識されているのではないでしょうか。


一挙手一投足が注目を集める方ですので、試行錯誤をしていくのは、一時的に勝率が落ちたり、いろいろと言われることも多くなるかもしれませんが・・・ 


辛口のコメントは、里見女流名人に対する期待の裏返しだと思いますので、これからも男性プロ棋界の四段以上を目指して頑張ってください。



対局は134手までで清水女流六段が勝利を収められました。



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