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「スローイン」という発想


昔みた時代劇で、剣豪同士が対峙する場面がありました。

お互いの力が拮抗して動くことが出来ず、膠着状態が続きます。

剣先にトンボが止まっても、頭に鳥が止まっても、ピクリとも動かない状態です。

そして、とうとう痺れを切らした片方が攻め込むと、見事に打ち据えられる、という場面でした。



本日、お客様より新聞の将棋欄の切抜きをいただきました。ありがとうございます。


CIMG4101.jpg


今日いただいたのは、第70期A級順位戦2回戦▲丸山九段-△羽生三冠の将棋です。

写真の局面から▲6七金右と上がり、後手が△3五歩~△2四銀と動きました。


2011-09-19b.png 2011-09-19c.png


通常であれば、攻める駒と守りの駒が分かれていて、守りの駒は自分からは動かしません。


羽生三冠のコメントとしても「リスクがあるので自玉の上部から動きたくないが、有効な手待ちがないので仕方ない」とありました。

将棋の場合、理想の状態で待機を続けたいと思ってもルール上、自分の手番では必ず何かを指さなければいけません。

その結果、五分五分の均衡が崩れ、ある意味「不利な状態に自然に陥る」ということがあります。


上記の羽生三冠のコメントを踏まえると、守りを自ら崩す△3五歩~△2四銀の動きも、これで有利になるor互角、というよりは「陣地内の駒を動かすだけでは明確に不利になるので(多少不利になったとしても)打って出るしかしょうがない」というニュアンスに感じました。


「最善形で相手の手番になるように誘導し、何かをやらせて自然に崩壊させる」

これは絶対的な見切り能力・技量があってこその、高度なテクニックです。



私のような素人が同じようなこと(手渡し)をして「さあ、どこからでも掛かって来い!」とやった瞬間、アッという間にフルボッコにされる、というのは世間でよくある話です(笑)


自分が「スローイン」的な要素を具体的に実践出来るかどうかは別にして、そういう視点で将棋を考えると、また世界が広がると言うか、楽しいです。


※スローイン ・・・ コントラクト・ブリッジの用語で、自分が勝てる状態にして相手に手を渡す技法のこと。


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